新卒半年での離職、1年半のニート・引きこもりから1歩ずつ社会へ戻った私の復帰記録

仕事選び

はじめに

新卒で入った会社をたった半年で辞め、そこから1年半、部屋に閉じこもってゲームばかりしていた時期があります。

当時の私は「豆腐メンタル」で、人と接するのが怖く、社会から完全に取り残された感覚の中にいました。目の前は真っ暗で、「自分はもう人生詰んだんじゃないか」と毎日自分を責めていました。

この記事は、そんな完全に人生が停止していた私が、どのようにして1歩ずつ社会に戻り、普通に働いて生きていけるようになったのか、その泥くさい過程をありのままに残した記録です。

就職氷河期での挫折と、1年半のニート・引きこもり期間

私の社会人生活は、就職氷河期の真っ只中に始まりました。

もともと人間関係の構築が得意ではない性格でしたが、当時の厳しい就職難もあり、選択肢がない中で最も自分に向いていない営業職として新卒入社しました。

結果は惨敗でした。連日の対人ストレス、強いプレッシャーに心がついていかず、わずか半年でメンタルを崩して逃げるように退職することになります。

そこから1年半は、ニート・引きこもり期間に入りました。雇用保険や半年働いた貯金を取り崩しながら、部屋で昼夜逆転のゲーム生活を送る日々。社会のスピードから取り残されていく焦りと、何もできない自分への無力感に苛まれていました。

独学アフィリエイトの成功と、SEO暴落の洗礼

引きこもり生活が続く中で、「対人ストレスがなく、部屋でPC作業をして自力で稼ぐ手段はないか」と考え、独学でWeb制作の勉強とアフィリエイトを始めました。

当時は夢中でサイトを立ち上げ、記事を書き殴りました。徐々に成果が出始め、途中からはアフィリエイトの収益も増えて生活を支えてくれるようになり、「このまま会社に属さず、引きこもったままでも生きていけるかもしれない」と思えるほどになっていきました。

しかし、その安堵も束の間、ネットの世界の厳しい現実を突きつけられます。Googleの大規模アルゴリズムアップデートです。

当時は、ユーザーには見えないように「背景色と同じ色の文字で検索キーワードを大量に詰め込む」という裏技的なSEO手法が横行していた時代でした。これは読者には見えないものの、検索エンジンには『重要なキーワードが詰まった専門サイト』だと勘違いさせて検索上位に表示させるという仕組みです。

こうした手法に頼っていたサイトはアップデートによって一網打尽にされ、積み上げた収益は一瞬で暴落しました。部屋に閉じこもったまま一発逆転を狙う甘さを痛感した瞬間でした。

役所の臨時職員という「小さなリハビリ」から始めた

ネット収入が暴落したことで、腹を括って「もう一度、外の社会に戻ろう」と決意しました。

ですが、一度メンタルを崩して長期間引きこもっていたため、いきなりバリバリ働く民間企業の正社員に応募する怖さがありました。焦って高望みをし、再び倒れてしまっては元も子もありません。

そこで選択したのが、「役所の臨時職員」として働くことでした。

過度なノルマや激しい対人交渉がなく、定時で終われる落ち着いた環境で1年間働きました。「決まった時間に起きて、1日を無事に終えて帰ってくる」という小さな成功体験を重ねたことが、長年の引きこもりで完全に失われていた自信を取り戻すうえで、最高のクッションになりました。

いきなり100点を目指さず、「まずはメンタルに負荷がかかりにくい環境で慣らす」というワンクッションがあったからこそ、私は壊れずに社会に戻ることができました。

まとめ:這い上がった先で待っていた「新たな現実」

役所で1年間のリハビリを経たあと、私は無事に民間の正社員として社会復帰を果たしました。

現場で愚直に仕事に向き合い続けた結果、評価されて順調に昇進し、最終的には中間管理職(課長)という立場にまで上り詰めることができました。

「どん底から這い上がって、めでたしめでたし」――昔の自分なら、ここでストーリーはハッピーエンドだったはずです。

しかし、現実は甘くありませんでした。苦労して苦労して辿り着いた「課長」という立場を待っていたのは、責任ばかりが増え、残業代はカットされ、組織のゴタゴタに振り回されるという理不尽な現実だったのです。

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